今回は、Cmaj7の上でEm7を弾く理由について解説しました。
オーソドックスなスタイルから抜け出したい人や、アドリブがマンネリ化してきた人、コンテンポラリーな要素を加えたい人などにおすすめの理論です。
是非参考にしてみて下さい。
Cmaj7の時にEm7のコードトーンを弾く理由
今回は、「Cmaj7の時にEm7のコードトーンを弾く理由」について解説していきます。
結論から言うと、
Cmaj7の時にEm7のコードトーンを弾くと、Cmaj7(9)の響きが得られるからです。
では詳しく説明していきますね。
まず、Cmaj7のコードトーンを確認しましょう。
Cmaj7のコードトーンは、C,E,G,Bの4つです。
続いてEm7のコードトーンを見てみましょう。
Em7のコードトーンは、E,G,B,Dの4つです。
この2つのコードトーンは、E,G,Bの部分が共通しています。
そして、ポイントとなるのは、Em7のコードトーンの7thの音である「D」が、Cmaj7の9thの機能を持っていること、です。
Em7目線だと7th、Cmaj7目線になると9thになる、ということです。
アドリブに取り入れる場合は、Em7のコードトーンを弾くようにして下さい。
決して、Cmaj7をEm7というコードに置き換える、という訳ではないです。
伴奏として鳴っているのはCmaj7ですが、その上で純粋なEm7のコードトーンを鳴らすことで、Cmaj7(9)の響きを作る事ができる、という訳です。
では、ギターで弾く場合のポジションを確認しておきましょう。
以下の2つのポジションは必ず覚えて下さい。
- 5弦ルート
- 6弦ルート
Cmaj7のコードが鳴っている時に、このEm7のコードトーンを使ってアドリブをしてみましょう。
前回の動画で紹介した、「Dm7の時にFmaj7を弾く」という理論と併せて、Dm7-G7-Cmaj7というツーファイブ上でフレージングした例を紹介しておきます。
少しコンテンポラリーな雰囲気になっているのが分かりましたか?
今回のように、元のコードとは別のコードの響きを重ねることで、浮遊間のあるサウンドを作り出す事ができるのです。
Cmaj7の上でEm7を弾くという事例の場合は、9thのテンションだけが加わる形ですが、上に乗せるコードによっては、もっとアウト感のあるサウンドを作り出すことも可能です。
他の事例については、また別の動画/記事で解説したいと思います。
今回は、「Cmaj7の時にEm7のコードトーンを弾く理由」というお話でした。
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