今回は、オルタードスケールとメジャースケールを簡単に変換する方法の「後編」となります。
まだ前編を見ていない人はまず前編からチェックしてみてください!
前編では、ギターで弾くポジションをダイアグラムで紹介しました。このページでは、実際の使い方について解説します。
STEP③【着地する場所を覚える】
ツーファイブのⅡm7の部分はメジャースケール 、Ⅴ7の部分でオルタード、そしてⅠmaj7へ解決したところからまたメジャースケールを弾くという考えでフレージングしていきます。
オルタードを弾いたら、メジャースケールに戻るという考え方でOKですね。
ポイントは、
戻る時に、できるだけ解決先のコードトーンに着地できるようにする
ということ。
できれば「3rd」か「5th」へ着地するのが好ましいです。
練習方法としては、各パターンごとに、Cmaj7のコードトーンに着地できる音を覚えるのがおすすめです。
段階としては、
- メジャースケールの4音を上行して弾く
- 4音目から半音上のオルタードの音へ移動
- オルタードの4音を下行して戻ってくる
- メジャースケールのコードトーンへ着地
という感じです。これは4音ずつなのでショートツーファイブの時の方法になります。1小節ずつのツーファイブなら、8音ずつでやってみましょう。
ちなみに、オルタードの4音目の半音上か半音下は必ずCmaj7のコードトーンになります。半音下がコードトーンになる時もあるし、半音上がコードトーンになる時もあります。
各ポジションごとに、半音上か半音下か、どちらへ行けばコードトーンへ着地できるかを覚えましょう。半音上に行く場合は、別ポジションになることもあるので、できれば半音下へ着地するのが好ましいです。ですので、オルタードを弾く時は、4音目から半音下へ移動したら次のメジャーセブンのコードトーンへ着地できるポジションを重点的に練習するのが良いと思います。
STEP④【ツーファイブ上で弾いてみる】
練習方法が分かったら、実際にツーファイブの上で弾いてみましょう。iRealproでツーファイブワンの伴奏を作るのがおすすめです。
1度に色んなキーをやらずに、できるだけ1つのキーずつマスターしていきましょう。
練習する時は、最初はあまりガチガチにルールを決めすぎずにスタートしましょう。
- どこでオルタードへスケールチェンジするかはあまり拘らなくてOK
- オルタードにチェンジしたら、スムーズに戻ってくることが重要
- 戻ってくる場所は、なるべくCmaj7の1拍目もしくはそれに近いところ
といった感じでOKです。
とにかく、メジャースケールとオルタードスケールをスムーズに行き来できるようになることが目的なので、コードチェンジを常に意識しながら、ポジションを変えて行けるように頑張りましょう。
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