枯葉で実践!アドリブをマンネリ化させない方法①初級編
アドリブをマンネリ化させない方法を紹介します。
今回は、初級編ということで、難しい理論などは必要ないアイデアを3つ紹介しています。是非参考にしてみてください!
3つのテーマ
今回は、3つのテーマに分けて解説します。
- スペース(呼吸)の長さをコントロールする
- 音価を変える
- 低音と高音を行き来する
難しいハーモニーや理論的な知識は必要ないので、理論攻めじゃない方法が知りたい人にも効果的です。
スペース(呼吸)の長さをコントロールする
まずは、弾かない時間をコントロールするということが大切です。
ギタリストあるあるですが、弾けるようになればなるほど、弾きっぱなしになりがちです。以下の2点を意識することがとても大切です。
- “呼吸すること”を意識する
- 呼吸(弾いていない時間)の長さをコントロールする
例えば、「フレーズ→1拍休み→フレーズ、フレーズ→2小節休み→フレーズ」という感じの練習を意図的に行うことで、呼吸を入れることをコントロールできるようになる必要があります。
管楽器の奏者は、呼吸しないと音を出すことができません。一方で、弦楽器や打楽器は、手が動けば音は出せます。これがダメなところでもあるんです。
恥ずかしくない人は、自分が弾いているフレーズを同時に歌ってみましょう。ハミングのようなものでOKです。音程も適当でOK。弾いている時に、息を吐き続けている状態にできればOKです。
息を吐き続けることは不可能なので、必ず息継ぎが必要になります。この瞬間、必ず指の動きは止まります。呼吸を常に意識して練習するようにしましょう。
余談ですが、「Sound of Silence is Intense」という言葉があります。誰の言葉かは覚えていませんが(笑)。直訳すると、「静寂こそ最強」という意味です。
個人的には、
音が鳴っていない時間こそ「最も緊張感が生まれる」
という意味ではないかと捉えています。
音が鳴っていない時、「次はどんな音が出てくるんだろう?」とリスナーは無意識に考えています。そこで、リスナーの期待を良い意味で裏切ることができれば、リスナーがイメージした音を超越できれば、「Yeah!!」となるわけですね。
また、他のプレイヤーの演奏スペースを空けてあげるという意味でも、スペースが持つ役割は非常に重要です。一緒に演奏している相手の音をしっかりと聴いて、お互いに会話をするように音を奏でていきましょう。
お互い邪魔をしないように、それぞれの音を聴いて、それに返答するような意識をしていれば、必然的に弾きっぱなしということは無くなります。スペースの持つ重要性についてはまた詳しく解説できればと思っています。
音価を変える
音価とは、音符の長さのことです。全音符、2分音符、2拍3連、8分音符などです。
大事なのは、
同じ音価で弾き続けないように意識すること。
アドリブにおいては、音価を意識しないと、どうしても自分の快適な音価で弾いてしまいます。
- フレーズごとに音価を変える
- フレーズ毎に必ずレスト(呼吸)をする
このような意識が必要です。
音価を意識するための練習方法
まず、音価を2つ決める。例えば、4分音符と8分音符のような感じです。
内容としては、
- フレーズごとに音価を変えて弾く
- フレーズ毎に必ず呼吸を入れる
の2点を意識しましょう。
まずは、4分音符と8分音符くらいから始めるとよいと思います。慣れてきたら、付点8分や3連符なども入れてみましょう。
練習では、弾き慣れない音価を意図的に弾くことが重要です。2拍3連とか、付点4分などです。
リスナーも聴き易い8分音符一辺倒になるのではなく、付点系や3連系を入れて、演奏にインパクトを与えることができるようになりましょう。
低音と高音を行き来する
低い音と高い音のバランスを意識するという意味です。
ギターで言うと、ローフレットとハイフレットをバランス良く使って弾きましょうということになります。
これを意識しないと、常に弾きやすい場所(大体5フレット〜12フレットくらい)で弾いてしまいがちという事態になってしまいます。
常に色々な音域で弾く意識を持つようにしましょう。
具体的な練習方法としては、
ローフレット低音弦でアドリブ → 呼吸 → ハイフレット高音弦でアドリブ
これを繰り返します。
弾くフレーズは何でもよいので、とにかく音域に変化を付けることに意識を集中させる。慣れてきたら、低音域・中音域・高音域をそれぞれバランス良く使えるようになりましょう。
まとめ
では今回のまとめです。
今回は、アドリブをマンネリ化させない3つの方法を紹介しました。
- スペース(呼吸)の長さをコントロールする
- 音価を変える
- 低音と高音を行き来する
どれも難しい理論は全く必要ない方法です。
指が動くようになってきた人、スラスラ弾けるけど同じフレーズや手グセばかりになってしまう人などにおすすめの考え方です。音使いとは別の視点からアドリブの内容を大きく変えることができる方法ですので、ぜひ実践してみてください!
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