今回は、ツーファイブを「ツーファイブ」として覚えるべき理由について解説します。
ツーファイブは、どの曲で出てきても、基本的には同じ弾き方ができるということをお伝えしています。 その曲だけのものではなく、応用できるものであるという認識を持って練習してもらいたいと思います。
ツーファイブをセットで練習するべき理由
これに尽きます。というか応用できないなら練習する意味がありません。
ツーファイブの弾き方は、曲が変わっても基本的には同じです。
曲によってツーファイブの解釈を変えなければいけないことは、ほぼ無いという事です。
その曲に出てくるツーファイブを、その曲だけのものとして覚えるのではなく、他の曲でも同じように弾くものとしてマスターしていくことが大切です。
ツーファイブの練習方法
では具体的な練習方法を簡単に紹介します。
ツーファイブをセットで覚える
覚えるときは、アルファベットの組み合わせで覚えるのがおすすめ。
例えば、
- Dm7-G7(DとG)
- Fm7-Bb7(FとBb)
- Em7-A7(EとA)
- Gm7-C7(GとC)
などです。
片方のアルファベットを見たら、相方をすぐに導き出せるようになることが重要です。
あとは、マイナーセブン(m7)とセブンス(7)コードが並んでいる場合は、ツーファイブである可能性が高いです。コード進行を見て、○m7-○7という流れがあったら、ツーファイブをまず疑いましょう。そして、それは多くの場合ツーファイブで間違いありません。
同じキーの曲を手当たり次第弾いてみる
同じキーの曲を選んで手当たり次第に弾くことも良い練習になります。
目的は、とにかく同じようなコード進行を見慣れる、弾き慣れることです。
例えば、キーがFなら、
- 酒バラ
- Bye Bye Blackbird
- I’ll Close My Eyes
- Have You Met Miss Jones?
などですね。
このような曲を、片っ端から弾いていきます。
一曲一曲に時間をかける必要はありません。大事なのは、
これが大切であり、この練習の目的です。
キーごとに、出てくるコード進行やツーファイブのパターンを把握すること。曲をこなすうちに、徐々に慣れて、同じコード進行が見慣れた景色になってきます。
曲をこなしていくごとに、
「あ、またこのツーファイブ出てきた」
「あ、またこのツーファイブ出てきたわ」
「え、この曲にも同じツーファイブ出てくるやん」
みたいな感じで、そのキーのパターンを掴んでいくことができます。
同じキーの曲を手当たり次第弾いていけば、それが同じパターンや同じコード進行で構成されているのが分かってきます。
こうなれば、もう初見で演奏することを恐れる必要もなくなります。
まとめ
今回は、
なぜツーファイブを練習するべきなのか?
ということについて解説しました。
結論は超シンプル。
応用できるからです。
曲をそのまま暗記することも大事ですが、ツーファイブの弾き方は曲が変わっても基本的には同じです。
その曲に出てくるツーファイブを、その曲だけのものとして練習するのではなく、他の曲でも同じように弾けるものとしてマスターすることがとても重要です。
ツーファイブを、その曲専用の絶対的なものにしないこと。
同じキーの曲を手当たり次第弾いて、ツーファイブやコード進行のパターン・傾向を覚えましょう。
曲が変わっても、そのツーファイブはそのツーファイブです。曲が変わったからといって、頭をリセットしてしまわないようにしましょう。
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