今回は、アドリブ初心者の人におすすめの練習曲を4つ紹介します。
よくある定番曲の中も、キーCで演奏しやすい曲をピックアップしました。練習の手順についても解説しているので、是非参考にしてみてください。
前提としては、
セカンダリードミナントを理解しておくこと。
まだセカンダリードミナントをクリアしていない人は以下のページを参考にしてください。
Key=Cのおすすめ練習曲
ここでは、おすすめの練習曲を4曲紹介します。どれも知っておかなくてはいけない重要な曲かつ、初心者向けの内容となっていますので、是非マスターしてくださいね。
Fly Me To The Moon
ほぼCメジャースケールで弾くことが可能な曲です。
ポイントは、E7、A7のセカンダリードミナント。ここを如何に上手く対処できるかで、アドリブの質が大きく変わってきます。
Black Orpheus
「黒いオルフェ」という邦題で有名な楽曲です。
キーはAmですが、結局はCメジャースケールで弾けます。Em7b5-A7の部分はスケールチェンジが必要なので、その部分だけB音をBbに変えて弾きましょう。
E7が大量発生しているので、E7の良い練習材料になります。
All Of Me
キーはCメジャーで、セッションでもよく演奏される定番曲です。
セカンダリードミナントはスケールチェンジをして弾くのが理想(E7、A7、D7など)です。それぞれのセカンダリードミナントコードの特徴音を捉えることができれば、アドリブの内容はかなりジャズっぽくなります。
Alice in Wonderland
ディズニーの名曲です。
キーはCで、3拍子の練習になるおすすめの楽曲です。セカンダリードミナントは先ほどと同じくE7、A7、D7の3つ。3拍子慣れしていない人におすすめです。
2つのSTEPで練習しよう
では、実際に練習するときの具体的な順序を解説します。
練習STEP①
まずはCメジャースケールを使ってアドリブをしましょう。
ポイントは、Cメジャースケール以外の音を弾かないこと、そして間違わないことです。
1つのポジションずつクリアしていきましょう。慣れてきたら出来るだけ多くのポジションで弾けるようになることを目標に頑張ってください。
ポジションを固定して練習→1つずつポジションを増やしていくという順序で行いましょう。
練習STEP②
次のステップでは、
に集中します。
Cメジャースケールを基本に、セカンダリードミナントの3rdを入れるのが理想です。
例えば、E7の場合だとCメジャースケールの中に、「G#」の音を入れます。
E7のコードトーンは、「E・G#・B・D」なので、「G#」を加えれば、E7のサウンドを表現できます。
ちなみに、CメジャースケールのG音をG#に変化させると、E7に合うスケールの最適解である「E7のHP5」が完成します。
セカンダリードミナントは、キーとの親和性が高いので、
実は使うスケールの構成音は、Cメジャースケールと比べてそれほど変化はありません。
A7の部分においても、
A7のHP5にするためには、
- C音をC#に
- B音をBbに
変化させるだけでOK。
ギターで弾く場合は、Cメジャースケールを弾くポジション内で、各音を変化させるのがおすすめです。
変化する音を、Cメジャースケールのポジションの中に落とし込むことができれば、スケールのチェンジが容易になります。
セカンダリードミナントを簡単に弾く方法は別のページで詳しく解説していますので是非チェックしてみてください。
まとめ
今回は、初心者におすすめの練習曲4選を紹介しました。
- Fly Me To The Moon
- Black Orpheus
- All Of Me
- Alice in Wonderland
そして、練習手順は2つのステップで行いましょう。
①まずはCメジャースケールで弾くことをマスターする
②セカンダリードミナントの3rdを意識して弾く
セカンダリードミナントを弾くには、Cメジャースケールから変化する音を把握すればOKです。スケールを個別に覚えなくても弾けるので、メジャースケールからの変化で覚えるようにしましょう。
ということで、
どの曲を練習すれば良いか迷ったら、是非参考にしてみてください!
コメント