今回は、3和音コードについて解説しました。
- ジャズのコードって何だか難しい
- テンションコードとか意味が分からない
このような方は是非参考にしてみてください!
3和音コードとは?
3和音コードとは、
ルート・3rd・7thで構成されたコード
のことです。
3rdと7thのことをガイドトーンと呼び、この2つの音は、ハーモニーにおいて最も重要な2つの音となります。
- 3rdはメジャーコードなのかマイナーコードなのかを決める
- 7thは、ドミナントコードなのかそうではないのかを決める
ドミナントについて詳しく知りたい人は過去のページをチェックしてみてください。
→【ジャズ理論】ドミナントモーションを理解しよう『前編』不安定な響きの本当の意味とは?
→【必須理論】ドミナントモーションをきちんと理解しよう『後編』ドミナントコードはどこへ行くの?
コードの響き、機能という意味では、5度の音がなくても、ルート・3度・7度の3和音で立派なコードとして成立します。
複雑なテンションが魅力的なジャズのコードですが、基本となるのはこの3和音コードであり、テンションはこの3和音の上に加えていくものという位置付けです。
ということで、まずはこの3和音コードをマスターしましょう。
コードフォームとポジション
以下の4つのコードにおける3和音コードのフォームを確認していきましょう。
- メジャーセブンス
- セブンス
- マイナーセブンス
- マイナーセブンb5
メジャーセブンス
5弦ルート
6弦ルート
セブンス
5弦ルート
6弦ルート
マイナーセブンス
5弦ルート
6弦ルート
マイナーセブンb5
マイナーセブンb5については、5度の音が最も特徴的な音になるので、基本的には3和音ではなく通常の4和音コードを弾くことが多いです。
しかし、3和音のマイナーセブンコードのフォームを弾いても特に問題はありません。5度を省いているため「b5」を表現できませんが、決して間違っているとは言えないからです。
もし3和音で弾くなら、マイナーセブンスと同じ形でOKです。ですが、マイナーセブンb5については、基本的には4和音でバッキングするようにしましょう。
5弦ルート
6弦ルート
まとめ
3和音コードとは、
ルート・3rd・7thで構成されたコード
です。
そして、
3rdと7thのことをガイドトーンと呼び、ガイドトーンはハーモニーにおいて最も重要な2つの音ということを覚えておいてください。
ジャズといえば複雑なテンションという感じがしますが、まずはテンションがどうこうの前に、ハーモニーの基礎・土台となる3和音コードをマスターしましょう。
特に初心者の方で、ジャズコードを練習しようと思ったけど、「難しくて挫折しそう…」という人は、まずこの3和音を練習してみてください。
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