【イパネマの娘】ジャズギターアドリブソロ例①|解説付きTAB譜|サビ部分の解釈について | Jazz Guitar Tribe

【イパネマの娘】ジャズギターアドリブソロ例①|解説付きTAB譜|サビ部分の解釈について

アドリブ例

「イパネマの娘」のアドリブソロ例です。

サビ部分のアドリブが難しい曲です。どのスケールで弾くべきなのか、解説付きのTAB譜と併せて、動画の後半ではサビ部分のスケール解釈について簡単に解説しています。

使うスケールは以下の通りです。

  • Gbmaj7→Gbイオニアン
  • B7→Bリディアンb7(F#メロディックマイナー)
  • F#m7→F#ドリアン(Eメジャースケール)
  • D7→Dリディアンb7(Aメロディックマイナー)
  • Gm7→Gドリアン(Fメジャースケール)
  • Eb7→Ebリディアンb7(Bbメロディックマイナー)

という感じです。

【イパネマの娘】ジャズギターアドリブソロ例①|解説付きTAB譜|サビ部分の解釈について

 

イパネマの娘 アドリブソロ例 解説付きTAB譜

解説付きのTAB譜です。

イパネマの娘 サビ部分の解釈について

イパネマの娘のアドリブにおいて、サビ部分はとても難しいポイントです。

ここでは、1つずつどのように解釈するかを解説していきますので、是非参考にしてくださいね。

まずサビ部分で使うスケールをまとめてみました。

 

では1つずつ簡単に解説していきます。

 

まずは最初のGbmaj7。

このGbmaj7は、イオニアンスケール、つまりメジャースケールで弾くと良いと思います。

個人的には、Gbのリディアンスケールを使うことも多く、その場合はDbのメジャースケールを意識して弾くと良いと思います。

 

続いて、B7について。

ここでは、Bのリディアンb7を弾きましょう。

Fのオルタードスケールや、F#のメロディックマイナーに置き換えると考えやすいかもしれませんね。自分が得意なスケールに変換して弾くと良いと思います。

 

続いて、F#m7。

F#m7は、ドリアンスケールで弾きましょう。メジャースケールに変換すると、Eメジャースケールになりますね。

 

次はD7。

このコードも、B7と同じようにリディアンb7で弾きましょう。

置き換える場合は、Aのメロディックマイナーが分かりやすいと思います。

 

続いて、Gm7。

このGm7は、曲のキーであるFキーに戻って来たと考えてOKなので、GドリアンでOKです。もちろん、Fメジャースケールに変換して弾いてもOKですね。

 

そして、Eb7。

このEb7も、B7、D7と同じようにリディアンb7で弾きましょう。このEb7は、キーFで考えることができますね。

スケールディグリーで言うと、bⅦ7となります。これは、セカンダリードミナントであるA7の代理コード、という捉え方ができますね。

なので、考え方としては、A7のオルタードに変換するとフレージングしやすい人も多いのではないでしょうか?

メロディックマイナーに変換するなら、Bbのメロディックマイナーになります。

 

という感じです。ややこしいのは、ここまで。

 

この後の、Am7-D7-Gm7-C7は、キーFの3625なので、メジャースケール+HP5やオルタードなどで弾きましょう。

 

イパネマの娘のアドリブポイントは、サビ部分の解釈です。まずは、ここで紹介したスケールを使ってアドリブしてみましょう。

フレージングが分からない人は、アドリブ例を参考にしながら練習してみてくださいね。

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