【ツーファイブ】フレーズアイデア⑥『コルトレーンチェンジ(Countdown)』を使った スーパーインポーズで弾く
ツーファイブのアイデアを紹介する第6回目の動画です。
前回のコルトレーンチェンジを用いたスーパーインポーズをさらに発展させたVer.となります。
→【ツーファイブ】フレーズアイデア⑤|コルトレーンチェンジを使ったスーパーインポーズで弾く
コルトレーンチェンジ(Countdown)』を使った スーパーインポーズ
今回は、コルトレーンチェンジを用いた曲である「Countdown」のコード進行をそのまま当てはめます。
Countdownは、コルトレーンが「Tune Up」というスタンダード曲をコルトレーンチェンジを使ってリハーモナイズした曲です。
このCountdownの5小節目〜8小節目までのコード進行をそのまま使います。そもそも、コルトレーンがシンプルなツーファイブにコルトレーンチェンジを当てはめているので、そのコード進行をそのままスーパーインポーズとして使います。
Countdownを用いてスーパーインポーズするとこのようになります。
オリジナルのDm7から始まり、Cmaj7へコルトレーンチェンジを用いて逆算していきます。
本来は3小節目でCmaj7へ解決しますが、ここでは4小節目でCmaj7へ着地します(Delayed Resolve)。
Cmaj7コードが鳴っている上で、Emaj7-G7に沿って弾くため、大きなアウト感を得られます。オリジナルのコード進行に対して、明らかに全く別のコードを重ねているようにサウンドします。
では、練習方法を紹介していきます。
練習方法
ここで紹介する方法は、コルトレーンチェンジの練習としても使えますが、ここではスーパーインポーズによるアウト感を強調するために、コード感をクリアにできるような方法を厳選して紹介します。
メロディックストラクチャーを使って弾く
メロディックストラクチャーとは、コルトレーンがジャイアントステップスを弾く時に使っている型のことです。
各コードのコードスケールの、
・1度、2度、3度、5度(メジャーコードの時)
もしくは、
・1度、m3度、4度、5度(マイナーコードの時)
の4つの音を弾く方法です。
- Dm7なら、レファソラ
- Cmaj7なら、ドレミソ
といった感じです。
メロディックストラクチャーを使ったフレーズ例
コードトーンを繋げて弾く
続いては、よりコード感を強めることができるコードトーンを繋げて弾く方法です。
技術的には難易度が上がりますが、サウンドキャラクターを強めるには有効なので是非練習してみてください。
コードトーンは、4つ全ての音を使う必要はありません。ここでは、次のコードのコードトーンと上手く繋げられるかが大事なポイントです。
全てのコードトーンをルートから弾くと、コルトレーンチェンジを用いてスーパーインポーズ していることがハッキリと分かってしまいます。
僕自身の考えとしては、どのようなスーパーインポーズをしているかをなるべく勘繰られないようにしたいので、できるだけスムーズにコードトーンを繋げるのが理想です。
コードトーンを使ったフレーズ例
ということで、
今回は、Countdownのコード進行を使ったスーパーインポーズ 例を紹介しました。
かなり上級者向けの内容ですが、是非参考にしてみてくださいね。
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