アドリブでコード感を出せない人がやるべきたった1つの練習【後編】
今回は、前回に引き続き、「アドリブでコード感を出せない人がやるべきたった1つの練習」の後編となります。
このページでは、
・3rdへの着地を覚える
・3rd同士を繋ぐようにフレージング
この2つの練習方法について解説しています。
コード感を出すには、とにかく「3rd」が大切です。まだ前編の動画をご覧になっていない方は、まず前編の方をご覧いただければ、さらに理解が深まるかと思います。
→アドリブでコード感を出せない人がやるべきたった1つの練習【前編】
3rdへの着地を覚える
大切なのは、前のコードから、次のコードの3rdへ音を繋ぐことです。
そのためには、まず、
どの音から3rdへ着地できるのかを把握する
というのが大事です。
ここで言う「着地」というのは、全音もしくは半音でその音へ繋ぐことを指します。
例えば、
Cmaj7の3rdである「E(ミ)」へ着地する場合、メジャースケールの音を使うことを前提とすると、
Eに着地できるのは、「D→E」もしくは「F→E」のどちらかとなります。
各コードの3rdへ繋ぐには、どの音から着地できるかを覚える必要があります。
そして、もう1点大切なことは、
着地は、必ずそのコードの1拍目に行う
ということ。
G7→Cmaj7の場合なら、
G7の最後の拍で「F」→Cmaj7の1拍目で「E」を弾くという感じです。
実はこれ、かなり難しいです。
最初は、字余り・字足らずになってしまいます。
ここは根気強く、各小節の頭の位置で着地できるように頑張って練習しましょう。
「3rd着地を意識して弾くだけで、伴奏がなくてもコードが聴こえてくる」
これを意識して弾きましょう。
3rd同士を繋ぐようにフレージング
先ほども触れましたが、
アドリブの時は、1拍目に3rdを弾くのがベストです。1拍目にそのコードの3rdを弾くのが最も明確にコード感を出すことができるということです。
各小節の1拍目に3rdが来るようにフレージングしていく、という練習が必要です。
最初は綺麗にいかないと思うので、
・そのコードが鳴っている間に3rdを弾けたらOK
・とにかく、どこでも良いので3rdを使ってあげる
理想は1拍目ですが、最初は上手くいかないと思います。
小節途中でも良いので、とにかく3rdを弾くことにフォーカスしましょう。
練習の時の大事なポイント
同じ道筋ばかりで、それがフレーズ化しないように注意しましょう。
着地だけを意識して、そこへ向かうフレージングはアドリブで行うのがベストです。この時、フレーズの道筋は毎回異なるように弾きましょう。
最初は、どのような道筋があるかをいくつか試して覚えるのもアリですが、できるだけアドリブをしていく中で、
ターゲット音にピッタリ着地できる感覚
を身につけてください。
まとめ
では、前編と後編の内容をまとめておきます。
「アドリブでコード感を出せない人がやるべきたった1つの練習方法」というテーマで解説してきました。
結論としては、
そのコードの3rdを弾きましょう!
これだけです。
3rdこそ、そのコードを一番表現できる音だからです。
練習方法については、4つの手順を紹介しました。
・3rdだけを弾く
・3rdから弾き始める
・3rdへの着地を覚える
・3rd同士を繋ぐようにフレージング
コード感を出すには、各コードの特徴を捉えなければいけません。
そのためには、必ず3rdを知ること、使うことをマスターする必要があります。
とにかく3rdは大事!
これはこのサイトで何回も伝えていこうと思います!
今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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