「イパネマの娘」のアドリブソロ例です。
サビ部分のアドリブが難しい曲です。どのスケールで弾くべきなのか、解説付きのTAB譜と併せて、動画の後半ではサビ部分のスケール解釈について簡単に解説しています。
使うスケールは以下の通りです。
- Gbmaj7→Gbイオニアン
- B7→Bリディアンb7(F#メロディックマイナー)
- F#m7→F#ドリアン(Eメジャースケール)
- D7→Dリディアンb7(Aメロディックマイナー)
- Gm7→Gドリアン(Fメジャースケール)
- Eb7→Ebリディアンb7(Bbメロディックマイナー)
という感じです。
イパネマの娘 アドリブソロ例 解説付きTAB譜
解説付きのTAB譜です。
イパネマの娘 サビ部分の解釈について
イパネマの娘のアドリブにおいて、サビ部分はとても難しいポイントです。
ここでは、1つずつどのように解釈するかを解説していきますので、是非参考にしてくださいね。
まずサビ部分で使うスケールをまとめてみました。
では1つずつ簡単に解説していきます。
まずは最初のGbmaj7。
このGbmaj7は、イオニアンスケール、つまりメジャースケールで弾くと良いと思います。
個人的には、Gbのリディアンスケールを使うことも多く、その場合はDbのメジャースケールを意識して弾くと良いと思います。
続いて、B7について。
ここでは、Bのリディアンb7を弾きましょう。
Fのオルタードスケールや、F#のメロディックマイナーに置き換えると考えやすいかもしれませんね。自分が得意なスケールに変換して弾くと良いと思います。
続いて、F#m7。
F#m7は、ドリアンスケールで弾きましょう。メジャースケールに変換すると、Eメジャースケールになりますね。
次はD7。
このコードも、B7と同じようにリディアンb7で弾きましょう。
置き換える場合は、Aのメロディックマイナーが分かりやすいと思います。
続いて、Gm7。
このGm7は、曲のキーであるFキーに戻って来たと考えてOKなので、GドリアンでOKです。もちろん、Fメジャースケールに変換して弾いてもOKですね。
そして、Eb7。
このEb7も、B7、D7と同じようにリディアンb7で弾きましょう。このEb7は、キーFで考えることができますね。
スケールディグリーで言うと、bⅦ7となります。これは、セカンダリードミナントであるA7の代理コード、という捉え方ができますね。
なので、考え方としては、A7のオルタードに変換するとフレージングしやすい人も多いのではないでしょうか?
メロディックマイナーに変換するなら、Bbのメロディックマイナーになります。
という感じです。ややこしいのは、ここまで。
この後の、Am7-D7-Gm7-C7は、キーFの3625なので、メジャースケール+HP5やオルタードなどで弾きましょう。
イパネマの娘のアドリブポイントは、サビ部分の解釈です。まずは、ここで紹介したスケールを使ってアドリブしてみましょう。
フレージングが分からない人は、アドリブ例を参考にしながら練習してみてくださいね。
コメント